March 20, 2007
流動比率と安全性
流動比率が高ければ、短期的な支払能力があり
安全性が高いとされますが、これだけで万全というわけではありません。
なぜならば、流動資産の全額が流動負債の
全額の支払手段になることは、現実的にありえないからです。
たとえば・・・・・
たとえば、給料や諸経費など、債務の発生とともに
すぐ支払わなければならないものは、流動負債には計上されてきません。
さらに、流動資産の中には不良在庫や不要在庫、
あるいは不良債権など資産価値の低いものも存在します。
また、流動負債は、流動資産のみをもって支払われるとは限らず、
新規の借入金や、建物や備品などの売却代金によって支払われる可能性もあります。
特にわが国の場合には、信用取引が通常の形態になっていますから、
欧米諸国に比べて、その信用期間が長期にわたることがあります。
さらに、預金の中には、
引き出しができない多額の拘東預金が存在していますから、
流動資産イコール支払手段とはならないのです。
したがって、流動比率が何%だから安全性が高い、
あるいは低いと、画一的に判断するのは危険です。
あくまで、流動比率を1つの指標として、
他の支払能力を判定する分析方法と組みあわせて、
総合的に判定していく必要があります。
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