March 23, 2007
固定長期適合率は固定資産への長期資本投下割合をみる
固定資産を自己資本でまかなうことは理想であって、
現実はその多くを他人資本に依存しています。
他人資本に依存する場合、短期借入金で
これをまかなうことは非常に危険です。
なぜならば、固定資産は長期的に使用し、
減価償却などの手段で長期間にわたって回収されていきますので、
これを1年以内に返済しなけれぱならない資金で充当すれば、
当然資金繰りに破綻をきたし、倒産の可能性も生じてきます。
固定資産の取得が自己資本でまかなえない場合は、
長期借入金などの固定負債をあてれぱ、債務負担に困難は生じません。
このように、設備投資(固定資産)が自己資本と固定負債の枠の中に
おさまっているかどうか、つまり、長期的にみて会社が安全かどうかを
より具体的にみる指標が、固定長期適合率です。
たとえば、固定資産が2,500万円、自己資本が2,000万円、
固定負債が1,000万円であれば、
固定長期適合率は以下のように83.3%になります。
固定長期適合率 = 固定資産 ÷(自己資本+固定負債)
= 2,500万円 ÷(2,000万円+1,000万円)× 100
= 83.3%
この固定長期適合率の理想値は100%以下です。
多額の固定資産を必要とする会社や、
わが国のように自己資本が少ないという現状では、
固定比率が100%以上であっても、固定長期適合率が
100%以下であれば安全だといえるでしょう。
なお、わが国では80%程度が平均となっています。
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