1 売上高 --- 企業の経済活動の収入額
売上高は会社経営の核
大きな会社も小さな会社も売上を上げるために活動しています。
そして売上高のいくらかをさまざまな営業活動の費用に費やして
再び売上に結び付けます。
この「いくらか」は、実際には「ほとんど」に近いです。
最後に手元に残るものはわずかです。
こうして会社は活動しつづけていくのです。
売上高 = 売価 × 数量
大きな製品や高額製品を扱う会社の売上高が大きくて、
小額の製品を扱う会社の売上高が小さいとは限りません。
小さなものでも数多く売れるなら、売上高は大きくなります。
売上高 = 変動費 + 固定費 + 利益
売上高のすべてが利益になるのではありません。
上でお話したように、さまざまな費用がかかります。
この費用は、売上高を構成する費用かどうかで、
変動費と固定費に分けられます。
売上高からこの変動費や固定費を差し引いて残ったものが利益です。
この公式 売上高 = 変動費 + 固定費 + 利益 は、
会社の利益のメカニズムそのもので、基本的なものですので、
しっかり理解しておきましょう。
上の式を展開すると
売上高 - (変動費 + 固定費) = 利益
このほうがわかりやすいかもしれませんね。
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2 変動費 --- 売上に貢献するための費用
売上高を貢献する費用
変動費は、モノを作る原材料費やモノの仕入れ価格などのことです。
これらの費用は売上高や生産量が増えれれば、増加し
反対に減れば、減少します。
いい換えれば、売上高や生産量に比例して変動する費用です。
製造業の変動費 「製造原価」
製造業の場合、製造原価と呼ばれます。
この製造原価には2つの考え方があります。
(1) 直接の原料、材料に要した費用
(2) 原料や材料だけでなく、生産に直接関わった人件費や光熱費なども含む
どちらを採用するかはそれぞれの会社ごとに異なると思います。
大きな工場をもつ会社であれば、工場運営に係る費用すべてを、
製造原価とすることが多いようです。
流通業の変動費 「売上原価」
販売や流通業、サービス業の場合は、
仕入原価などを販売原価と呼びます。
人材派遣業でしたら、派遣スタッフさんの給料が売上原価となります。
そして派遣先から受け取る派遣料が売上高です。
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4 付加価値 --- 売上高から直接原価を引いたもの
付加価値 = 売上高 - 変動費
売上高から変動費を引いたものが付加価値です。
いい換えれば「売上高から仕入原価(製造原価)をひいたもの」です。
売上高も大事ですが、実際にはこの付加価値額も重要です。
それは売上高がいくら大きくても変動費が多ければ、利益は僅ずかです。
売上高に占める変動費の割合を少しでも下げることが、
付加価値を増大させる大きなポイントです。
たとえば、原材料を他社から仕入れて(変動費)、お客様に売る(売上)場合
材料を仕入れることは、他社の売上を増やすことになります。
その一方で自社の売上に対する変動費(仕入原価)が高ければ、
他社を大きく儲けさせるために
自社が仕入れ・販売していることにもなりかねません。
他人を太らせるための仕入れなんて、
なんのための商売かわからなくなりますよね。
会社維持には売上が大事
付加価値の重要性を理解することは大事ですが
付加価値の前には売上が前提条件となります。
ある著名な経営者のことばです。
「現実には企業活動の環境を整えるにはお金が必要だ
だから、私が訴えるのは、"売り"の大切さ
それを理解してもらたら、次に付加価値を考えてもう」
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5 付加価値率 --- 付加価値率の高い会社は利益が多い
付加価値率
売上高のうち付加価値の占める割合を付加価値率と呼びます。
付加価値率の大きさは会社や業種によって異なります。
たとえば、製造業では変動費は原材料費、流通業では、製品の仕入れ原価です。
製造業のほうが変動費が少ないことが想像できますよね。
先に触れた付加価値 = 売上高 - 変動費の公式に当てはめると
製造業のほうが付加価値率は高くなります。
では、製造業が儲かっているかといえば、必ずしもそうでもありません。
製造業は人件費や設備費などの固定費の割合が多く
、
「付加価値 - 固定費 = 利益」のメカニズムで、最終利益は少なくなるのです。
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6 損益分岐点 --- 固定費と変動費をまかなえる最低の売上高
損益分岐点
損益分岐点は、売上高=変動費 + 固定費 となることで
利益も損失もでない売上高です。
売上高ゼロでも、企業は光熱費や賃借料などがの費用が発生しています。
売上が発生するとそれに見合う原価である変動費も発生します。
この変動費は売上高が増えれば、比例して変動費も増えます。
したがって、売上が少ないうちは固定費を回収するだけの
売上・利益は見込めませんが、売上高が増えていき、
ある時点の売上高を越えると固定費も変動費も十分にまかなえて
利益が出てくるようになります。
利益がゼロとなる売上高を損益分岐点と呼ぶのです。
いい換えれば、これ以上1円でも売上が減れば赤字になるギリギリの線でもあります。
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