劇団四季にみる予算統制

「新劇」とよばれる演劇の劇団の数は幾十、幾百とあるでしょう。

その中には戦前・戦後から続いているものもあれば

文学座、俳優座のように有名なものもあります。

しかし、どこも経営は苦しいのではないでしょうか?


そうした中で戦後、学生を中心とした若者たちが立ち上げ

いまでは日本最大の劇団となり、

日本の演劇界の憧れの的となった劇団があります。

劇団四季。主宰者は浅利慶太さん。


劇団四季が成長する背景には、他の劇団とは違い、

経理面の近代化をはかり予算統制を敷いていたことがあげられます。




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いわゆる役者バカといわれるほどに世情にうとく

ましてや数字に暗かった演劇の世界で、

浅利慶太さんは劇団四季の経理面の近代化を図っていました。


浅利さんは日生劇場の取締役をつとめた関係から

保険会社からの派遣役員と付き合いがあり、そのなかで

予算統制の何たるかを教わります。

  「大道具で足らぬ金を小道具から持ってきて使うなんて、

   そんなことは許されないことだ! なぜなら・・・・」


こんな調子で、

組織の運営について数字による管理や統制がいかに大事かということを

浅利さんは肌の違う役員たちとの衝突を繰り返す中でおぼえ

覚えただけでなく、それを自分自身の劇団経営に活かしたのです。


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